...と言っても、多分夜中に　アツシ(仮名)は帰って来るんだろうけど。


彼は今、週に3回、前に通っていた定時制の「軽音部」のコーチを頼まれ　やっている。
「部活があるから」と学校に行くが、部活をやった後は　必ず現役高校生達と遊んでくる。

今一番仲いい子がいて、今日もその子と遊ぶから　とまだ帰っていない。
ま、連絡が来ているから別にいいんだけど。

多分　女の子も一緒。
よく電話もかかってくる。
電話の向こうから　話し声が聞こえるほど　はしゃぐ声。

「もしもしーぃ？アツシ(仮名)さーん？○○（その子の名前）だょ♡」
アイドルみたいな話し方のその子は、まぁ　顔もかわいいんだわｗ

ガキの頃から、そうゆう話し方する女の子、苦手でね。

ワタシは　惚れた男以外の前で、女の子になれない。

水商売時代ですら、男前キャラ。
色恋営業も　なかった訳ではないが、相手が自分を好いてくれる場合のみ、色恋営業で、しかも　その相手も　ワタシのそんなところがいいと言ってくれる人たちだったので、色恋といいつつも　別に本当にラブラブな感じとかではなく、まぁ　今で言う「つんでれ」営業？ｗ
「でれ」の部分は見せないけど　完全に冗談モード。

冗談ばっかり言って　でも　たまに「身体、心配だから気をつけてね」とか言うくらい。
『飴とムチ』ｗｗ
ムチばっかりの営業だったけど、それでも　そこそこ売り上げてたからいいのだ。

...それは置いといて。

そうゆう、誰にでも　女の子な子が　苦手で。
たいがいそうゆう女の子は、相手に彼女がいても、平気。
「俺がいなきゃ」と思わせることが　本当にうまい。

その子が彼氏と別れるだなんだで、アツシ(仮名)に電話をかけてきて、ずーっと泣いて「アツシ(仮名)さんはどうでもいいんでしょ？そうだよねー？」とか言う。

ぶっちゃけ　「なんだそれ？」って感じだけど、アツシ(仮名)は　そうゆうのほっとかない。...ほっとけないのか？わからんけど。

もちろん　面白くはない。
でも　ヤキモチというよりは、めんどくさい。
そうゆう女の子と　かかわりたくない。

昔から、そうゆう女の子が絡んでくると　ワタシは自分の男に「もうそっちに行っちゃえよ」となってしまう。

そして　最初は「行かない」と言っても、ワタシの態度につらくなり、居心地のいいそっちに行く。
でもそれで後悔した事もない。

馬鹿な女と思う人もいるだろう。

でも、「行かないで」と懇願したいと思う相手なら、「行かないで。ワタシのそばにいて」と言うのかもね。